2012/06/25 読了。
こんにちは。この間の台風には大変な目にあわされてしまいました。
「潦(にわずみ)」という言葉があります。雨が降ってできる水たまりや流れのことで、一文字だけで大雨や長雨という意味を表すそうです。(『美人の日本語』山下景子 幻冬舎より)
今の季節にピッタリの言葉かもしれませんが、台風中はそんなものじゃありませんでした。停電朝まで続きましたし……。
さて、晴耕雨読の言葉の通り、読み物を紹介したいと思います。
『聴き屋の芸術学部祭』市井豊
ユーモアミステリーです。学内で「聴き屋」を営む青年が本格的な殺人事件、学内の揉め事などなど、短編で様々なジャンルの事件を解決していきます。
登場人物も個性豊かで、女装が似合う小説家の友人、背後霊のような先輩、唯我独尊な舞台女優など。
話も軽快で、とても読みやすく、しかも続編もあるようで、とても楽しみです。
ユーモアミステリーにはまっている方はぜひ、どうぞ。
『ジーヴスの事件簿』P.G.ウッドハウス
先に『比類なきジーヴス』などシリーズが刊行されてますが、また新しく刊行されたもののようです。
イギリス貴族のバーティーと執事のジーヴスが持ち込まれる騒動をジーヴスの頭脳を持って解決する活劇です。
イギリスでは、大分有名な作品らしいです。貴族の生活も大袈裟に書かれていておもしろいですし、バーティーとジーヴスの衣類を巡り一時不穏な雰囲気を醸し出すやりとりもおもしろい。
先に刊行されているものと、訳者が違うため、比べて読むのも良いかもしれません。
2012/05/06 アップ。読了。
こんにちは。もう本当にPCを変えたいと思っている今日この頃です。
容量少ないし、遅いし……。
『君色に染まりたい』アップしました。
GWは一日だけアグレッシブに動いて、後は家でゴロゴロしました。その間に呼んだのが『RDG(レッドデータガール)』です。
荻原規子さんのシリーズ本で、知るっている方は多いですよね。私は、荻原規子さんの作品は初めて読みましたが……。
現在読み終わったのは、2巻までです。ちょうど文庫本が出ているところまで。
帯に書いてあったけど、アニメ化するのかな?内容的にアニメっぽいけど、みなさん個々でイメージありそうだから、反感を買わないと良いけど(笑)
内容はすごくおもしろかったです。対象は児童に入るのかな(むしろヤングか)?でも銘打ってあるように大人でも楽しめます。むしろ、山伏と巫女とかは民俗学の要素が多くて大人向きだと思う。
でも、中身は和風学園ファンタジーですごく好きです。登場人物も魅力的だし、増えていくのも楽しみv泉水子と深行との関係もどのように深まっていくかも気になります。
なにより、ファンタジーに騙されないで、設定がしっかりしてあるのも良いですよね。早く、続きが読みたくなります。
読んだことない方はぜひどうぞ。
2012/05/02 おしらせ、そして読了。
お久しぶりです。しばらく全然更新していませんでした……(汗)
更新はまたすぐにしたいと思います。次の更新は『君色に染まりたい』です。
『君に染む』→『君色に染まりたい』に変更しました。
前にも述べましたが、似たようなマンガがありますので……。それにそのマンガ、私大好きですし。なので、今さらですがタイトルを変更しました。
後ほど、サーチの方も変更したいと思います。
今回は読み終わった本を3冊ほど紹介します。以下、ネタばれになる表現も若干含まれているかもしれません。
『消失グラデーション』長沢樹
個人的にはなぜ、本屋対象に入ってないんだろう?ってぐらいにはおもしろかったし、読みやすかったです。
話を彩る登場人物のキャラがすごく立ってました。だから読むのもすごいスムーズでした。主人公がすごいモテル奴なのかなぁって思ってたけど、最後に「あぁ」となりました。モテタのは(相手の)好奇心ってやつだったんですかね?
ただ、一つの学年にあんなに多く性に悩んでいる人がいるんだろうか、とは思いました。その方が都合が良かったと言えば、それまでなのですが……。
でも、純粋におもしろい話でした。
『ちょちょら』畠中恵
『しゃばけ』シリーズで同じみの作者です。この方の書く小説の雰囲気は本当に好きです。
『しゃばけ』シリーズ、『まんまこと』シリーズと町人者のお話が続いた中、『ちょちょら』は江戸留守居役の役人が主人公の時代小説です。
ちなみに『ちょちょら』というのは、主人公と同じある江戸留守居役の人のことを指しているのですが、それは小説の中でぱぱっと出てきますので、是非読んでみてください。辞書で調べても意味は分かるかもしれません。
間抜けでちょっとおバカな主人公が、慌てふためきながら奔走する姿はとてもほんわかします。
『蜩の記』葉室麟
ご存知、今年の直樹賞作品です。
とても人情味の溢れた作品でした。主人公が三年後に刑が執行されるお方と共に時間を過ごしていく中で、少しずつ変わっていきます。
この話を読んで、人間関係も真実がさらされても都合良く運ぶことはないんだな、と思いました。しかし、それでも、作品全体が人の温かさに満ちている作品だと思いました。
ぜひ、お手に取ってご覧ください。
2011/10/30 読了。
『舟を編む』 三浦しをん
昨日、読み終わった本です。私はこの方の著書は『まほろ駅前多田便利軒』しか読んだことがなかったのですが、今回は表紙が格好良かった(色合いとシンプルさが良い!)のと、辞書編集という設定、それから帯のキャラ説明に惹かれました。前々から思ってましたけど、帯って重要ですよね。
内容については文句なし。コメディに富んでて、内容は「言葉」というものを深く考えさせられました。
そして、辞書にかかる時間とともにその辞書に携わる顔触れも違ってくる。辞書編纂は長い時間がかかるだけ、人もその辞書に愛着が芽生えてくる。本の中でも何よりも”固い本”だが、どの本よりも身近に感じるのも辞書であると思います。
その辞書に携わる人たちを、キャラを立てておもしろく仕上げられています。
冲方丁の『天地明察』を理系と言うのなら、これはその文系版……かな?あんな壮大な話じゃないけど、なんとなーく、近いものを感じるのは私だけでしょうか……。
……私は日本語を上手く扱えているかも不安なので、辞書を扱った小説についてあれやこれやと言うのは気が引けるのでこれ以上は記しませんが、興味を持った方は、ぜひお手にとって見て下さい。
2011/10/09 やっとこさ更新です。
やっとこさ更新できました。
久しぶりの更新で話にもやっと動きが見え始めました……。
終わりは近いか、そうでもないのか……。私にも見えていないという。
話は変わりますが、最近今更ながら『しゃばけ』シリーズにはまっています。
9月は畠中作品ばかりで15冊ぐらい読んでました。びっくりするぐらい進の早いです。
今出ている『やなりいなり』も読みたいんですが、図書館での予約の数がすごいこと……。
買った方が早いかな……。
2011/10/03 とりあえず、間が空きすぎました。
お久しぶりです。みなさん覚えていらっしゃいますか……?
大分、更新が空いてしまい、申し訳ありません。
そして、すみません。今回もまた、更新できず……です。
完全に煮詰まっております。
しかし、一応どの作品も完結させる予定ではいるので、気を長くして待って頂けたらと思います。
あと、日記ですが、間が空きすぎたこともあり、一回過去のは削除させていただきました。
まあ、大した内容も書いていなかったのですが……。
ではすみません。更新までもうしばらくお待ちください。